糸(YARN)を紡ぎ、編み、表現する4組のアーティストを追ったドキュメンタリー。全身ニット集団と街を闊歩するかぎ針編みアーティストのオレク、白い糸を人生のメタファーと見立て、超絶的なパフォーマンスを見せるサーカス・シルクール、街をゲリラ的にニットで彩っていく「ヤーン・グラフィティ」でアイスランドから世界を旅するティナ、カラフルな手編みのニットで子どもたちが乗って遊べる巨大なニット作品を世界中で作り続ける堀内紀子。糸に魅せられた4組のアーティストが、糸を媒介に人とつながっていく姿が描かれる。監督はアイスランドのアニメーターで、本作が長編デビューとなるウナ・ローレンツェン。